Surface Pro液タブに買い替えた素人感想

投稿日:2020/05/30 18:05

4月末にWacomの液タブ「Cintiq16」を購入して1ヶ月使ってみたのでざっくり感想を書いてみようと思います。

↑液タブで描いたイラスト

結論:買ってよかった。結論としては買ってよかったです。
これまでSurface Pro(第5世代:3年前発売)のSurface penで描いてきましたが、それと比較して以下の点で改善しました。
・ペンの精度が上がったので、より細かく描けるようになった
・画面が大きくなったので同じ画面に資料を置けるようになった
・ディスプレイアームと組み合わせて、今までよりも姿勢良く作業できるようになった
・スペックの高いデスクトップPCで描けるので、動作が全体的にサクサク。サブモニターで動画も見れる

と言ったところでしょうか。
各ポイントについて述べていこうと思います。

ペンの精度が向上し、より細かく描けるようになったこう感じるようになった要因は多分以下の点かと思います。
・筆圧検知の分解能が2048?から8192に上がった。
・ペン先が描画し始める圧力のしきい値が下がった。

まずもともと使っていたSurface penの筆圧検知は多分2048じゃないかなと思います。
最新だと4096あるっぽいですけど。
流石に4倍も違うと違いを感じますね。
ただ前のペンでも使えないということではないですね。
この「分解能の高さ」と「最初の描き始めの圧力のしきい値の低さ」の2点の向上によって、アナログの鉛筆で描くときと同じような軽い力で描く直感的な描画感覚を得られるのだと思います。

Surface penの場合は、今思えばどちらかというと強めに押してガリガリ塗っていくという感じですかね。これを使っているときはそんなに気にならなかったですけど。
もちろん設定である程度調整できますが、最初1を検知するしきい値が高いのと、もともと低い分解能を引き伸ばすような形になるので、そうなると逆に描きづらいのかなと思ったりしています。

早い話が、少ない力加減で大きく線の太さなどを変えられるということなので、よりサクサクと直感的に描けるという感じでしょうかね。

画面が大きくなったので
同じ画面に資料を置けるようになった
実はもともとSurface(12.3インチ)で描いていたときに、特に画面が小さいとは感じていなかったです。
なので同じ感覚でCintiq 16(16インチだよね・・・?w)でを描こうとすると、当然画面が余るので、余った領域で資料を置けるようになります。

何かを描くとき、腕全体をガッガッと動かす人と、手先だけを動かす人とがいると思いますが、僕は後者ですね。
なのでペンを動かす領域は真ん中ちょこっとで良くて、左右の余ったところにそれぞれ資料とツール置き場をおいています。

資料の他にも反転させたイラストを横においておくことでも、バランスの調整がすごくはかどります。
Surfaceでもちょうど最近始めたやり方なんですが、Surfaceだと流石に描画しているキャンパスが小さくなってしまうので、ツールの置き場表示を畳んで、必要なときに出すとか色々やっていましたが、Cintiq 16ならそういうことも必要ありません。
とても便利です!

ディスプレイアームと組み合わせて、
今までよりも姿勢良く作業できるようになった
液晶に直接描きこむ液タブやタブレットPC系において共通の問題点は、
描くときは基本的に前かがみになるので、腰に負担がかかってしまうという点ですね。

実はこの問題、Surfaceを使っているときはあの手この手で改善を試みていました。

一般的な改善策としては、デバイスを起こして斜めにしておけば自然と体も起き上がってくるので、姿勢の悪さを改善できます。

Surfaceはスタンドが付いているので、それで自立させて描いていました。
ただここで問題が。。。

SurfaceはあくまでPCなので、キーボードとセットとなります。(タッチでもできますけど普段遣いは・・・)
僕はSurfaceに専用のタイプカバーキーボードを取り付けて運用していましたが、
そうなるとどう頑張ってもモニターが奥に配置されるので、せっかく画面を起こしても体は前に倒さざるを得ません。
うーんつらい!

そこで以下の対応してみましたが、それぞれ欠点がありました。
・無理やり手前に引っ張ってきて半分キーボードを浮かせた状態でやる(危ないし安定しない)
・別のワイヤレスキーボードを左側において描く(Surface自体は完璧。ただしデスクトップのキーボードも置くと、フルサイズキーボードが2枚置きになるので机の上があふれる)
・↑の対応策としてワンボタンで接続先を変えられるキーボードを使う(ワンボタンとはいえ手間だし、違うパソコンに入力することがよくある。その上製品のバグで音量最大になる事故がたまに起こる。殺す気か!)
・左手デバイスを使う(どこかでキーボードを使う必要が出てくる。なら最初からキーボードでよくね?)
・ノートPC台を導入して、高さで改善する(マシにはなったが完全な改善に至らず)

とまぁこんな感じで、根本的な解決にならずという状況でした。

ところが、液晶タブレットという専用デバイスを導入することで、しれっと大前提になっていた「Surfaceじゃないと描けない」という制約から開放されました。
そしてこの液タブはなんとディスプレイアームに直接固定することができるので、「空中に配置する」事が可能になりました。
この2つがでかいです。

デスクトップPCで作業できるようになったことで、フルサイズキーボードを2つ置く必要もなくなり、デスクトップPC用のキーボードの真上に液タブを持ってくることができるので、操作性と作業中の姿勢など作業環境としては申し分ない状態になりました。
液タブがキーボードの前にあると、今度絵を描かないときのキーボード操作で邪魔になってくるのですが、ディスプレイアームにつながっているので、上に上げたりどけたりして、キーボード操作に集中できる環境も簡単に構築できます。

最近はテレワークで仕事していたりもするので、趣味と仕事の環境切り替えを瞬時にできるというのがとても大きいですね。

スペックの高いデスクトップPCで描けるので、
動作が全体的にサクサク。
サブモニターで動画も見れる
もう少しで8年経とうとしているこのデスクトップPCですが、当時としてはロマン級に色々つぎ込んだゲーミングPCなので、現在でも動作がすごくサクサクしています(電気代はかかりますが)


と言ってもクリスタでイラストを描く程度なら、大きな筆でブラシを塗ったりとか、大きなキャンパスを縮小しようとしたりとか、そういうときにしか影響しないので、普通に線を引いて色を塗っている分にはあんまり関係はないです。

ただ作業中当然それだけではなくて、サブモニターでYoutubeをみたりとかアマプラでアニメ見たりしたくなります。Surfaceでこういう使い方をすると、ただ線を引いたりするだけでも微妙な硬直が発生したりしてきます。そういったことがなくなるのがいいですね。


あとSurfaceだと触っている画面に熱を持ち始めるので、重たい動作をやりながらだと手が熱くなって蒸れてきます。これが地味にストレスです。
しかも僕のSurfaceはファンレスタイプなので、その状態で続けていると安全装置が働いているせいか、パフォーマンスが落ちてカクつきが激しくなります。
液タブも実はハイエンドなものだと、液晶が熱くなってくるのが普通だそうですが、今回導入したCintiq 16はほとんど熱を感じません。

悪い点とか妥協点最後にこの製品の明らかに悪いところを言っておくと「GeForce?のグラボ出力だと画面の色が黄ばむ」ということです。
承知の上で買いましたが、これ欠陥レベルではと思ったりしますね・・・
色味調整である程度調整できますが、個体差ではなく製品として一律黄色に傾くのはいただけない気がします。

実はこの液タブ、この問題とは別に同メーカーの中でも、また他の中華系最新の液タブなどと比べても、色再現性がちょっと低めです。
その名の通り、色をどれだけ正確に出せるかというモニターの性能ですね。

この点僕は妥協しました。
理由は以下の通り。
・ゲーム用の素材作成が目的で、印刷物などを作るのがメインではないから
・モニターの明るさを下げているので、結局良いモニターを買っても普段正確な色を出せない
・本気でやる場合は多分部屋の壁紙や家具などの色味も考えないといけない、たぶん
・他の人が見るときは、それぞれの端末のモニター性能に依存するので、自分だけ良くても無駄

僕は結構ものを眩しく感じやすい方なので、基本的にモニターの明るさを最低レベルに下げています。
明るさを最低にすると、当然色再現性が下がるのではと。
白黒だとわかりやすいと思いますが、明るさ下げると真っ白を再現できなくなるわけですからね…真っ赤も赤ではなくて暗めの赤になるわけですから…

となってくると、いかに色再現性の高い液タブを買ったところで作業中にその真価を発揮できない状態で使用するのであれば、意味なくね?てなったわけですかね。やるにしても確認用のモニターを別に買うのが良いのかなーと思ったりしています。

とかまぁそんなこんながあり、僕の感性的には費用対効果はあまりないかなということでここは妥協しました。

中華タブもいいぞぉ~最近では中華製の液タブもかなりいい物が出ていて、正直そちらにかなり気持ちが傾いていた時もありました。
ただコロナの影響で納品がかなり先になりそうというのと、やはり不良品率はどうしても高くなってしまう事があるということです。
5年位は持ってほしいところですが、最近出たばかりのデバイスばかりなので、本当に持つのか気になっていました。

カタログスペックではもはや同価格帯の中華液タブのほうが圧倒的に上で、サポートもそれなりに充実してそうなメーカーもありました。
将来的には中華液タブも良いなと思いましたが、詳細を調べると、諸々自分のこだわりポイントとの相性の問題もあり、どうしてもあと一歩というところがちらほら見えました。その意味ではこのCintiq16も例外ではないですが。

迷いに迷った結果、一回書き心地についてはプロも認める日本のWacom製品を手に触れて見ようと思い今回はWacomにしました。時が経ち、中華製品が満を持してWacomを超えてきたときにそちらに乗り換えを検討するのがいいかなぁと思いました。

次回はマウス・板タブ・液タブ・タブレットPCを一通り使ってみての僕の素人感想でもまとめようかなと思ったり。

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ではでは~。

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